- 『長老のお宝 ~究極の増し担リーチ投資法~』
- 『増担保規制の本質 ~増し担を使いこなす賢い利用法~』 ※最後にデータ追加 2018/05/04
さあいよいよ最後の1つ!
増担保規制にまつわる投資法で一番ポピュラーなのは「増し担解除」を利用したものと思われる。
本来であれば「規制開始」と「規制解除」は同等に扱われてもおかしくないのだが、いかんせん「規制開始」の情報はまだまだ一般的には知られていない。
だからこそましたんワールドを創ったのであり、またそれゆえそこにはまだ優位性が存在しているということを、再三データで示してきた。
情報量の違い以外にも「売り」と「買い」の非対称性があり、おそらくこの傾向はちょっとやそっとじゃ変わることは無さそうだ。
さてその増し担解除。
実際統計データではどうだったかというと、
この2つで大体説明できる。
①増し担解除のルールや解除予定日の予測が普及した現在でも、解除日の始値は解除発表日の終値よりも高くなる傾向がある。(+0.85%)
②ただしその効力は、あくまでも解除日当日までしか影響が持続せず5営業日後にはものの見事に崩されてしまう結果となっている。(△2.92%)
①については、今後株式市場が下降トレンド入りした場合でも存在するかどうかの検証を待たないとやや心もとない部分もある。
②は離散した人気が回復できないとこのようになってしまう株の特徴が顕著になっており、それゆえ事前に解除期待で買った玉が逆に自らの首を絞める重しとなってしまっている。
以上を踏まえた上で、効果的な増し担解除投資法というものが存在するのか考えてみよう。
そもそも、なぜ増し担解除で株価が上がるのか?
いや上がると思われているのか?
それは増し担で強制的に人気を無くされた(=出来高を減らされた)銘柄が、規制解除を機に再び投機資金が集まってくる(と考えられている)からだ。
この考え方の問題点は、投機資金の再流入はあくまでも「可能性」であって「確実」ではないところだ。
つまり銘柄によってケースバイケース。しかも実際どうなるかは蓋を開けてみないことには分からない。少なくとも我々のような一般人には。
なので「確実性」を前提にして「解除後」に上昇するかどうかに賭けるのはかなり高度な戦略が必要となってくる。事実統計データがそれを証明している。
それでは「可能性」をうまいこと利用できないか?
規制が解除されると、計算上出来高は増えるので、少なくとも下落要因ではないはずだ。
ここでちょっと増し担解除予測が普及する前のことを考えてみよう。
一説によると増し担解除予測が普及する前は、もっと株価が飛び跳ねて連続性が無かったそうである。
今まで誰も気にしてなかった増し担解除がいきなり発表されたら、たしかにそういう値動きだったとしてもおかしくはない。
本来であればそれも検証してデータの比較をしたいところだが、今はもう無理なので深追いはしないが、理論的に考えても十分あり得る。
では解除予測が普及した結果どのようになったのか?
高寄りする値幅が小さくなった?
それもある。でもそれだけだろうか?
「最後の勇者」以外でここからの内容を知りたい人は、期間限定(~2018年5月6日18時)でコチラから有料で読むことができます。
これ以降に、統計データを利用した増し担解除投資法(+2.79%)とその考え方を載せています。
ちなみに2017年の①は「+0.99%」が「+1.95%」まで高まりました。